この展覧会観たかった

 去年の今頃、神奈川県立近代美術館で始まった展覧会だった。ネットで何かの検索をしていてポンと出くわした絵が「ほう、これはこれは!」というもので「、あ、これ観たいなあ」と思ったのだった。 題は「朱の仏」とあった。いい絵だなあとしばし沈黙。

 

 

小野元衛、18歳からのおよそ10年間の作品を残した。28歳での夭折の画家であった。妹が染色作家で人間国宝の志村ふくみ。そのエッセイ集にも兄のことに触れた一文があるという。これも探して読まねば。

 

 兄妹の仕事を併せて観ることができる展覧会だったようだ。

秋田にも県立近代美術館があり、なかなかよい企画で頑張っている。もし巡回展としてできるものならばこの「小野元衛展」を引っ張ってきたら面白かろうと思う。染色家志村ふくみの作品も一緒なら観客動員の面でもそう悪くはないだろう。大人の展覧会になりそうである。

 ポスターも見つけたど。

 

 これはちっちゃい画像しかなくて残念だが。この色がいい。