This is "The Maitake".

 日曜日の夕方は明日の仕事が気になりだしてそこはかとなく憂いを帯びてくるのだが、今日は違った。再び天然茸の到来である。先日のものを遥かに凌駕する素晴らしい大物。母校の応援歌にある「かの群小を凌駕して・・・勝ちにけり」そのものである。茸ハンターは同じくTの付く名前の大先生。「今年はいいなあ」と満足げであった。

 車から降り立ち、大事に抱えた獲物の包みを解くと、なんと柔らかなツルで編んだ籠代りの器にウヤウヤしく鎮座している。青々とした葉が茸の色を引き立てる技である。余裕の山仕事。その得意や思うべしというところ。今日は師匠を含む三人部隊で作戦に赴き見事に「当てた」ということで興奮冷めやらぬ様子である。爽やかな秋晴れの空の下、山中に分け入っての今日のキノコ狩り、さぞかし浩然の気を養えたことだろうと羨ましい限りだ。

 今頃は三人の舞茸ハンター、獲物を前に「反省会」か。悠然と盃を傾け、笑みがこぼれるいい酒になるだろう。

 さて、こちらもそのおすそ分け、マイタケ・トリオの苦労を「どうもどうも」とねぎらいつつ賞味いたしますです。酒は我が故郷の「飛良泉」。

 まずは飛良泉を脇に従えての記念撮影。

 

 

 後ろ姿も立派です。