2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2本の指であざやかピアノ

ピアノは両手で弾くのが一般。山下洋輔式フリージャズの「肘打ち」や「拳ばしばし」「ピアノに火付け」は例外的奏法であって、普通は人間的に合わせて10本の指で行儀よく弾く。それでことは丸く収まるのである。しかし、この人を見よ。ライオネル・ハンプ…

コーヒーをどうぞ

ここ数日コーヒーを飲まないでいるのが残念である。格別願を懸けた訳でもないし、日頃の分量だって日に精々2杯か3杯だから依存症と言うほどでもないのだが、ちょっと「刺激物」を避けましょうという状態が必要だったので不本意ながらである。代わりに薬局…

ノクターンを聴く

秋の夜は、とくれば一人静かに酒を酌むというのが常道。そうでなければ音楽をしみじみと味わいたい。幸いにそれ応えてくれる音楽がある。夜の想いの曲と訳されたノクターンの数々だ。ノクターン、ノクチュルヌ、ノットゥルノ、夜想曲と言い方は様々だが、そ…

シールマンスのハーモニカ・ジャズ

ハーモニカでジャズというと正統にあらずの扱いかもしれない。いやこの楽器自体が必ずしも正当に評価されているとは言えないところもある。マイナーで簡便な楽器だと思われているようだ。記憶を辿ると小学校1年生でまず持たされたのがハーモニカだ。正直あ…

動物たちの What a Wonderful World

トゥーツ・シールマンスのハーモニカで「この素晴らしき世界」である。演奏も心に沁みるシールマンスならではの味わいなのだが、この動画、スライドショーになっている写真が興味深い。有名な動物学者が続々と登場しているのをはじめ、種類の異なる動物たち…

チャイコフスキー「秋の歌」

ピアノの曲に「四季」という12曲からなる作品がある。副題が「12の性格的描写」。チャイコフスキーが35・6歳の頃の作品だ。音楽雑誌の企画で依頼され、毎月の季節感をうたったロシアの詩人の作品と、その性格を描写したピアノ曲とのコラボレーション…

イザからの旅

イザブログの終了に伴い引っ越し先を探していたが、方々検討しているうちにFC2が対応を始めた。待ってましたと渡りに船でここに落ち着くことができた。なんといってもデータ引っ越しの対応が簡単で大助かり。画像はもとよりYouTubeの動画もレイアウトもくず…

アンダンテでいきましょう

"Andante" というとイタリア語の音楽用語の一つで速度を表すことになっている。音楽の時間に、「歩く速さ」で演奏しなさいという意味です、と教わるので「ほう歩く速さね、分かりやした先生」となる。でも、歩く速さってどれくらいなん?と尋ねても多分「人…

夕焼けのぜいたく

今日の夕焼けは素晴らしかった。なにしろ久し振りの休みとあって昼寝をむさぼり、目が覚めたら午後の4時半である。あらもったいないなやと起きてうろうろする間に日が暮れてきた。外を見ると空が夕化粧。傾く日を浴びて輝く周りのビル、西を見れば雲が茜色…