2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

This is "The Maitake".

日曜日の夕方は明日の仕事が気になりだしてそこはかとなく憂いを帯びてくるのだが、今日は違った。再び天然舞茸の到来である。先日のものを遥かに凌駕する素晴らしい大物。母校の応援歌にある「かの群小を凌駕して・・・勝ちにけり」そのものである。舞茸ハ…

この展覧会観たかった

去年の今頃、神奈川県立近代美術館で始まった展覧会だった。ネットで何かの検索をしていてポンと出くわした絵が「ほう、これはこれは!」というもので「、あ、これ観たいなあ」と思ったのだった。 題は「朱の仏」とあった。いい絵だなあとしばし沈黙。 小野…

ステファン・グラッペリの「枯葉」

フランスのジャズ・ヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリの奏でる「枯葉」。元来シャンソンのこの曲を見事にジャズに変貌させている。この曲の名演は数多くあるがその中でも逸品といえる。なにより幸福感が溢れているのがいい。大好きな演奏だ。まるで…

天然舞茸が到来

春にはタケノコ採りの翁となる某氏、秋はキノコ採りの山男となる。ありがたいことに、つい先ほど初物の舞茸を届けてくれた。山からの直行である。「なに少しばかりだ・・・」とさりげないが、箱にかぶせた覆いを取ると立派な天然舞茸が顔を出した。受け取る…

「九月の雨」

今朝からにわか雨が何度か降って、予報とはかなり違ったぞ。気象台とお天道様は意見が合わないようだ。レーダー画像ではちっぽけな雲がやってくるだけなのに、降るとなると一人前の雨であった。曇って大きいのですね。そういえばこれが九月の雨だったか、お…

今宵は月を愛でて

今夜は仲秋の名月。こんなにきれいに晴れた、それだけで何かありがたい感じがしてくる。いいことがありそうな。ものみな治まりますようにと願う気持ちが湧いてくる。月の光は静かに静かに降り注ぐ。 十五夜にちなんでということで「How High the Moon」。エ…

「星影のステラ」

原題は「Stella by Starlight」。ビクター・ヤングが映画『呪いの家』のために作曲し、ジャズのスタンダードナンバーとなっている。あまり上等そうでないタイトルの映画だが、なにしろ1944年の作品だからお目にかかる機会はなかった。出来映えはどうなんでし…

「ブリット」は丸ごと傑作だ

メイン・タイトルがこの音楽で始まる。作曲はラロ・シフリン。クールでハード、実にうまいものだ。スパイ大作戦もだしね。 そして有名なカーチェイス・シーン。これがすごい。スタントなしでマックィーン本人の運転である。車は1968年型Ford Mustang GT‐390 …

イザ!がブログやめるってよ

3月に末に始めたこのブログ、半年経ったらイザ!の大家さんから退去せよとの通告である。親会社になんぞプレッシャーでもあったのだろうかと邪推もしてしまう。それにしてもせっかくYoutubeの埋め込みも覚えたのに。まことに残念である。なんといっても見苦…

「言い出しかねて」

ジャズのスタンダード・ナンバーのタイトルである。原題は「I Can't Get Started」で1935年の曲。それを「言い出しかねて」と訳し、以後定着している。いかにも日本人好みの切なさを身にまとった題ではあるが、意訳というより誤訳だとの指摘もある。もとは歌…

マティスの「JAZZ」

これはアンリ・マティス(1869~1954)の切り絵作品。「イカロス」と題されている。主題としては墜落するイカロスである。様々な画家が描いているギリシア神話に基づく題材であるが、マティスの場合、悲劇的というよりは、その色と形の主張がまず目に飛び込…

プレヴィン その2

アンドレ・プレヴィンがピアノを弾きながら指揮もするところ。モーツアルトの「ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K491」です。オーケストラはイギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。プレヴインは1985年から1992年まで音楽監督や首席指揮者を務めている。…

あっぱれプレヴィン

アンドレ・プレヴィンのことは指揮者として知る人とジャズピアノで知る人とに分かれるかもしれない。映画音楽の人としてはもしかするともっと知られていなかったりして。編曲を含めてアカデミー音楽賞を四回受賞しているのだが。例えばあの「マイ・フェア・…