2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

音感と幸福感

世のお母様方の中には、某大手楽器メーカーの展開する音楽教室の謳い文句を真に受けて「絶対音感」が才能の証と思い込んでいる向きもあるようだが要御用心。あろうことかそれによってIQが高くなるなどと宣伝して無意味な訓練を幼児に施す教室もあり、ネット…

音の不思議

言うまでもなく、音楽は音でできている。それも偶然のものではなく意図的なもので。作曲であれば構成され設計された音、演奏であれば人の手によって表現の姿を与えられた音ということになるだろう。そして、この意図と表現の一致の実現に音楽家は一生をかけ…

ハイシャ復活

あらまし2週間、ブログの更新ができずにいた。理由は「歯」である。虫歯などという牧歌的なものにあらず。奥歯を半割りにして抜き、後の骨の穴を工事するという「歯周外科手術」を受けたのである。 顔にタオルを掛けられ、チョイ右を向けだの今度は左に頑張…

これはまたなんと・・・・

とびっきり大らかな川下りである。初めて見たときには唖然呆然であった。が、なんともゆったりとしたいかにもアジアの風景で肩の力が抜ける。ベトナムのホーチミン市街を流れるサイゴン川。それにしても巧みな操縦である。楽しいだろうなあと羨ましいかぎり…

「Over the Rainbow」

映画『オズの魔法使』(1939年)でドロシー役のジュディ・ガーランドが歌う有名なナンバーの登場である。唐突のようだが、実はガーシュインつながりであった。アイラの方で縁がある。 この歌をめぐっては何度かピンチがあったという。歌ができてからで言えば…

「Embraceable You」

ガーシュインの続きであります。またしても、と言うなかれ。ガーシュイン兄弟の作りだした歌はどれも傑作ばかり。メロディ構成の巧みさ、コード進行の工夫と冴え、ありきたりのものは一曲としてない。アメリカ音楽のスタイルを切り開いて行くコンサート・ミ…

「Someone To Watch Over Me」

これもガーシュイン兄弟の曲。邦題は「やさしき伴侶を」となっていたり、「誰かが私を見つめてる」と、ちょっとマチガイっぽい訳になっていたりするが、前者がニュアンスとしては近いだろう。調べると、 watch over は世話をするとか見守るという意味のよう…